【ワンポイント回復コラム】25
- olive407yk50
- 10月23日
- 読了時間: 2分

手放す勇気 〜握りしめているものを置くとき、自由が始まる〜
回復の中で、ときどきこう感じることがあります。
「もう手放したいのに、どうしても離せない」
「頭ではわかってるけど、心がついていかない」
「執着している自分が嫌になる」
誰かへの怒りや後悔、過去の出来事、罪悪感、プライド…。
私たちは知らず知らずのうちに、それらを握りしめたまま生きています。
けれど、手放すことこそが、本当の自由と回復の始まりです。
手放せないのは「それが自分を守っていた」から
怒りも、執着も、依存も、最初から悪いものではありません。
それは、つらい現実や痛みから自分を守るための**“一時的な盾”**でした。
でも回復のプロセスの中では、その盾が少しずつ重くなっていきます。
もう必要ないのに、手放すのが怖い。
――それは、「その先に何があるかわからない不安」があるからです。
だからこそ、手放すことには勇気が必要なのです。
手放すことは“諦める”ことではない
「手放す=負けること」だと思う人もいます。
でも、手放すとは“あきらめる”ではなく、“明らかに見る”こと。
・自分ではコントロールできないことを認める
・他人の選択を尊重する
・過去の出来事を変えようとしない
それらは無力さではなく、現実を正直に受け入れる力です。
少しずつ手放す練習を
一気に全部を手放す必要はありません。
むしろ、少しずつ、できる範囲で手放していくことが大切です。
「こうあるべき」という考えを1つゆるめてみる
コントロールできないことを“祈り”にゆだねてみる
誰かを許す代わりに、「もう憎まない」と決める
手放すたびに、心の中に少しずつ空間が生まれます。
そこに“平安”という新しい風が入りはじめます。
まとめ:手放すことから、回復は深まる
回復とは、新しいものを手に入れる旅ではなく、もう必要のないものを置いていく旅です。
その一歩一歩が、あなたを軽く、自由にしていきます。
今日、あなたがそっと置いてみてもいい“何か”はありますか?


コメント