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【ワンポイント回復コラム】3

  • olive407yk50
  • 5月8日
  • 読了時間: 2分

回復には“安心できる居場所”が必要


依存症の回復には、知識や技術だけではなく、もっと根本的な「土台」が必要です。

それは――**安心して自分でいられる“居場所”**です。


多くの方が依存行動の背景に、「孤独」「不安」「心の傷」などを抱えています。

そうした思いを一人きりで抱え込んでいると、回復の道のりはとても苦しいものになってしまいます。



安心できる場所があることの力


たとえば、ミーティングの場や支援施設、仲間との会話の中に、

「ここなら自分を隠さずにいられる」

「何を言っても否定されない」

「弱音を吐いても受け止めてもらえる」

――そんな空気があると、人は少しずつ心を開いていきます。


安心できる居場所があることで、

・無理をしなくていい

・がんばれない日があってもいい

・自分のペースで歩いていける


そんな「心の余裕」が生まれ、結果として依存に頼らなくてもいい状態が育っていきます。



居場所は“与えられるもの”でもあり、“育てていくもの”


最初から自分にぴったりの居場所があるとは限りません。

でも、大切なのは「ここにいてもいいんだ」と思える感覚を少しずつ積み重ねていくこと。


あなたのちょっとした一言が、同じように不安を抱えている仲間の安心につながることもあります。

居場所とは、支えられるだけでなく、支え合う中で育っていくものです。




まとめ:回復は“ひとりではない”という実感から


どれだけ立派な知識や意志があっても、心が休まらない場所では回復は続きません。

「ここにいても大丈夫」

「わかってくれる人がいる」

「失敗しても受け入れてくれる場所がある」


そんな居場所があることが、回復を支える“見えない力”になります。


あなたの“今いる場所”が、そうした居場所になっていけますように。


 
 
 

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