🎭 快楽が消えた日 〜依存症の正体〜
- olive407yk50
- 6月26日
- 読了時間: 2分

はじめて使ったとき、はじめてやったとき、そこには確かに快感があった。
現実が忘れられた。
自分が誰かになれた気がした。
不安も寂しさも、消えてくれた。
「これさえあれば生きていける」と思った。
だけど、あれはほんの序章だった。
気づいたら、いつのまにか、
やっても気持ちよくならない自分がいた。
使えば使うほど、虚しさは増していき、
やめれば地獄、使っても地獄。
「やりたいからやる」じゃない。
「やらないと壊れそうだからやる」。
気づけばそんな状態になっていた。
人間関係はボロボロ。
お金も信用も失った。
それでもなぜか手放せない。
もう“楽しむ”なんて感覚はとうに無いのに、
ただ「持たないと怖い」「無くなると不安」
そんな脅迫的な感覚に追われていた。
これが依存症の本質だ。
「快楽」じゃない、「解放されたい」という切実な願い。
でも手段は逆効果で、自由どころかもっと深い檻に閉じ込められていく。
回復は、
「快楽を断つこと」ではなく、
「苦しみからの出口を見つけること」なんだと思う。
今ここにいて、
つながりの中で、
同じ経験を語れる仲間がいることが、
何よりも自由を取り戻す助けになる。
最後に
依存の奥には、**「本当は誰かにわかってほしかった自分」**がいる。
私たちはもう、快楽のためじゃなく、誠実に生きるために回復を選んでいる。
今日だけ、クリーンで生きよう。
自分を裏切らず、誰かとつながって。
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