【ワンポイント回復コラム】4
- olive407yk50
- 5月22日
- 読了時間: 2分
小さな成功体験を積み重ねよう 〜回復は一歩ずつできていく〜

依存症からの回復に取り組んでいると、つい大きな目標に目を向けたくなります。
「絶対にもう使わない」
「人並みの生活を取り戻したい」
「家族に認めてもらいたい」
もちろん、目標を持つことは大切です。ですが、あまりに大きな目標ばかりを見ていると、途中で気持ちが折れてしまうこともあります。
成功体験は小さくていい
回復に必要なのは、大きな一歩ではなく、小さな一歩を積み重ねることです。
たとえばこんなことも、立派な成功体験です。
今日一日をしらふで過ごせた
衝動が来たとき、誰かに電話をかけられた
苦しい気持ちを、隠さずに話せた
朝起きて、ミーティングに顔を出せた
一見ささいに思えるかもしれませんが、こうした「できた」という感覚は、確実にあなたの回復力を育てていきます。
「できた」を見つける練習をしよう
自分の小さな成功を見つけるのが苦手な人もいます。
そんなときは、毎日の終わりにこう問いかけてみてください。
「今日、自分にできたことはなんだろう?」
どんなに小さなことでもかまいません。
1日1個でも見つけられたら、それは回復への確かな一歩です。
自信は“あとから”ついてくる
よく、「自信がないから回復が不安だ」という声を聞きます。
でも、実は自信というのは、行動の“あとから”ついてくるものです。
小さな成功体験を重ねることで、
「自分はやればできる」
「何かあっても立て直せる」
という感覚が、少しずつ、でも確実に心に根付いていきます。
焦らず、急がず。
あなたのペースで、一歩ずつ進んでいきましょう。
まとめ
依存症からの回復は、奇跡のような大変化ではありません。
小さな成功の積み重ねが、いつの間にかあなたを新しい未来へと運んでいきます。
今日の自分に、小さな「よくやった」を。
それが、明日のあなたを支える力になります。
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