【ワンポイント回復コラム】14
- olive407yk50
- 8月7日
- 読了時間: 2分

“期待しすぎない”という優しさ 〜他人にも、自分にも〜
回復の道を歩んでいると、こんな思いが頭をよぎることがあります。
「もう信じてくれてるはずだ」
「きっとわかってくれるはず」
「これだけがんばったんだから、そろそろ許してもらえるよね」
そうした“期待”は自然な気持ちです。
でもその期待が強すぎると、思い通りにならなかったときに深く傷ついたり、イライラしたり、自分を責めたりすることがあります。
期待は「コントロール」の一種かもしれない
私たちは気づかないうちに、「相手にはこうあってほしい」「自分の思い通りに反応してほしい」と心のどこかで望んでしまうことがあります。
それはまるで、相手を“自分の枠”に当てはめようとするコントロールのようなものです。
でも、他人は他人。
どれだけ願っても、思い通りには動いてくれません。
そして、それは悪いことでも、冷たいことでもないのです。
“期待しすぎない”ことは、愛をあきらめることではない
人に期待しないようにすると、「もう誰も信じない」と思ってしまいそうになります。
でも違います。
それは、相手を信じるための“余白”を持つことなんです。
・相手は相手のペースで変わる
・今は伝わらなくても、いつか伝わるかもしれない
・何も返ってこなくても、自分が大切にしたい思いは守り続けていい
そんなふうに「期待から自由になること」は、関係を壊さないための優しさでもあります。
自分に対しても、期待しすぎないで
「そろそろ働けるはずなのに…」
「また気持ちが落ち込んで、なんでだよ…」
「やっと回復してきたのに、まだこんなことで悩むなんて」
そんなふうに、自分に過剰な期待をかけてしまうと、回復の歩みが苦しくなってしまいます。
自分の心のペースを、もっと信じてあげてください。
進み方が遅くても、途中で止まっても、それでも前を向こうとしているあなたは、ちゃんと進んでいます。
まとめ:期待から自由になると、回復が軽くなる
期待しすぎると、がっかりが増えていきます。
でも、期待しすぎないと、感謝が増えていきます。
「今日も連絡が返ってこなかったけど、まあ、相手にも事情があるよね」
「全部はできなかったけど、ひとつだけでもやれたからOK」
そんなふうに、余白を持って生きると、回復はぐっと軽く、やさしいものになります。
他人にも、自分にも、“期待しすぎない”という優しさを。
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