【ワンポイント回復コラム】21
- olive407yk50
- 9月25日
- 読了時間: 2分

信頼を取り戻すには? 〜言葉より積み重ねる行動〜
依存症の渦中で、家族や仲間との信頼を失ってしまったと感じる人は少なくありません。
嘘をついたり、約束を破ったり、裏切ってしまったり…。
その結果、「信じてもらえない自分」に気づいて深く落ち込むこともあります。
では、失った信頼を取り戻すにはどうすればいいのでしょうか?
信頼は「一度壊れたら終わり」ではない
壊れた信頼をすぐに回復することはできません。
でも、信頼は時間と行動で、少しずつ取り戻せるものです。
ただし、その道のりには「言葉だけでは足りない」という大前提があります。
「もう二度としないから」
「信じてほしい」
――そう言葉で伝えることは大切ですが、それだけでは過去の痛みは癒えません。
信頼を築き直すための3つのステップ
小さな約束を守ること
大きなことを一気に取り戻そうとせず、日常の小さな約束を守るところから始めましょう。
・時間を守る
・連絡をする
・やると言ったことをやる
その積み重ねが、相手の心を少しずつ溶かしていきます。
正直でいること
失敗や弱さも含めて、正直に話すこと。
「また使いたくなっている」
「今日は気持ちが落ち込んでいる」
そんな小さな正直さが、相手に安心感を与えます。
焦らず、相手のペースを尊重すること
「早く信じてほしい」と焦ると、かえって関係はこじれてしまいます。
相手には相手の傷を癒やす時間が必要です。
“信じてもらえるかどうかは相手の選択”と受け止め、焦らず待つ姿勢が大切です。
信頼を取り戻すことは「新しい関係を築くこと」
壊れた信頼を「元に戻す」というよりも、
新しい関係を一から築いていくイメージの方が現実的です。
過去のあなたではなく、「今のあなた」を見てもらう。
そのために必要なのは、言葉ではなく今日の一つひとつの行動です。
まとめ:信頼は“生き方”で示していくもの
信頼を取り戻すには、特別な方法があるわけではありません。
「正直でいる」「小さな約束を守る」「焦らず続ける」――
その繰り返しが、やがて大きな信頼となります。
信じてもらうことを求める前に、信じてもらえる生き方を続けること。
それが、本当の意味での信頼回復への道です。
コメント